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絵の中の指輪

 皆さんは上野の森にある西洋美術館を訪れたことはありますか。

二十歳を少し過ぎた頃、友人と一緒にイギリス絵画の展覧会に行った時のことです。
沢山飾られていた中のある一枚の絵の前で足が止まりました。 
それは、ヴィクトリア王朝時代の若い女性の絵でした。 女性はもちろん美しい人でしたが、その人の薬指に輝く赤い色の指輪から目が離せなくなったことを今でも鮮明に覚えています。
指輪のゆの字も知らない私でしたが、就職したら自分のお給料で、同じ赤い石の指輪を買おうと心に決めました。

その一年後。 宝飾店のガラスケースに飾られた赤い石の前に初任給を握りしめた私が立っていました。
「あの絵と同じ渋い赤はどの石だろう。」 石の種類さえ何か全くわからなかった私。 そこでようやく、あの赤い石の指輪がガーネットであることを知りました。

あれから30年。 今でもガーネットは私の中で一番大切な石であり、たくさんの勇気と幸せを運んできてくれます。

そして・・・ この絵の女性の薬指にもご注目下さい。
これから舞踏会に出かける支度をしているのでしょうか。
斜め横からのアングルがこの女性の出かけることを楽しみにしている、わくわくと華やぐ気持ちをうまく捉えていますね。
 グリーン・ベルベットのチョーカーにさりげなく色を合わせた指輪は、エメラルドにも、ブルーサファイヤにも見えます。 想像をかき立てられますね。
この指輪の美しい輝きが女性に気品を与えています。(み)

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I-3 Doucetの版画
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Author:AntiquesVioletta
横浜青葉台にあるアンティークショップ、アンティークス ヴィオレッタより愛を込めて。スタッフが日々の暮らしの中で気になるアンティークをお届けします♪

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